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15日間学校からの留学でオーストラリアへ行った中学生Aさんのケース

全員強制参加の学校からの旅行としてオーストラリアへ行きました。ひとりひとり別々のホームステイでしたから、どんなファミリーになるのか、行く前から友達の間でも大騒ぎでした。みんなドキドキしていました。
これも学校からの指示で、ホストファミリーには必ず自分で電話して挨拶しておくこと、という宿題があったので、電話をかけました。ホストマザーが出て、とても早口で訛りもあり最初は英語がわかりにくいと感じましたが、明るくて乗りのいいお母さんであることはわかりました。
私は水着が必要か聞いたところ、「持って来てもいいわよ~。でも寒いから私は一緒には泳がないけどね!」と明るい返事が返ってきました。結局水着は持って行きませんでした。思ったほど寒くは無かったけれど、時々セーターを着るくらいの寒さでした。オーストラリアはいつでもどこでも暑いのかと思っていましたが、そういうわけではありませんでした。

 

家には犬がいました。犬は外で飼われていましたが、家から出ると必ずその犬に会う必要があります。そしてその犬は大型犬であった上に、すぐ喜んで飛びついてくる犬だったので、腕にいくつもの青あざができました。正直なところ、犬が恐かったです。でも絶対に噛まないとわかっていたので、抑えきれないほどの恐怖心ではありませんでした。
ただ、胸ポケットに犬の前足が引っ掛かった時には、ポケットがちぎれました。学校ではみんなに心配されましたが、私はもうその頃にはその大型犬にもすっかり慣れていたので、気にはしていませんでした。

週末には毎週のように家族で遊園地へ行きました。遊園地の入場料も食事も全てホストファミリーが払ってくれました。だから私もお店で色々ホストシスターにプレゼントを買いました。

学校ではバディーという私のお世話役がずっと一緒について来てくれてとても助かりました。バディーはお昼ご飯まで一緒に食べてくれます。バディボランティアは、是非バディーをしたいと申し出た人がするため、とても積極的に私達に関わってくれます。バディーとはもちろん今でもやり取りがあります。手紙ではなくFacebookなので子供たちだけで無料で自由にやり取りでき、しかも滞在中には一度も話す機会が無かったバディーの友達とも、帰国後に仲良くなりました。

私のバディーは今もずっとオーストラリアにいますが、友達のバディーが私の学校(日本)へ短期留学に来ました。半年ぶりの再会です。
こうやってこれからもずっと連絡を取り合い、たまに会える仲になれたら、と願っています。

短期留学帰国後にしたいこと

授業には予習と復習が大切です。余裕がないならどちらか一方だけでも、しないよりはした方がマシです。留学もそれと同様、下準備と後処理が非常に大切です。

行く前には滞在先の言語や文化に触れること、自国の文化についての情報も準備しておくことが大切です。帰って来た後は、SNSなどを使って交流をつなげておくことが大切です。せっかくの人間関係を大切にしましょう。
一昔前なら手紙でやり取り、というところですが今はもっと便利な世の中です。たとえ相手に向かって何かを発信しなくても、「みんなに向かって」という形で情報を発信することができます。その上で時々それに反応やコメントを残すことで関係をつなげていくことが可能です。

そのためには、滞在先であらゆる人にFacebookなどのアカウントを聞いておく必要がありますが、電話番号やメールアドレスを聞くよりもずっと手軽に聞くことができますから、恥ずかしがったり億劫がったりせず、この作業は現地で済ませておきましょう。
帰って来てからはそれを使ってずっとコンタクトを取り続けることが可能です。外国人向けに日本の文化発信のための写真を投稿したり、英語でちょっとコメントを添えることができれば友達も更に増えて行きます。英語でコメントを書くことは自分の英語の勉強にもなりますから、一石二鳥です。
日本文化の発信と言っても別にわざわざ神社仏閣へ出かけて行く必要はありません。飼っている柴犬の日常、家の食卓に並ぶおかず、弟のランドセル、妹のセーラー服、マンガキャラの文房具、となんでもいいのです。滞在中にその国で見かけなかったなぁ、と思う物を時々投稿するだけで、反応があります。
男女共同のトイレや家の玄関から物干し竿まで、日本では当たり前の風景が意外と外国人には「見たことない」ものであったりしますから、どんどん公開し、どんどん留学時代のご縁を深め広げましょう。

 

留学していたころはあまり自分自身に興味を示さなかったホストシスターが、留学から帰国後に日本語を習い始め、毎日のように質問してくる、というケースもあります。日本語に関する質問ですから、わかる範囲で気軽に答えてあげることができます。
語学以外のことであっても、別に歌舞伎や相撲に精通している必要はありません。アニメや「カワイイ!」に詳しければ話は予想以上に盛り上がります。日本の文化に改めて目を向けるいい機会にもなるかもしれません。

何せ一カ月はあっという間です。だからこそもっと長い期間の留学よりも、留学前後の活動が重要になってきます。

ホストファミリーのトラブルと対処法

短期留学の場合はほぼ間違いなくホームステイです。ホームステイは現地の生活を味わうことができるため、是非とも体験したい短期留学の醍醐味部分である反面トラブルの原因にもなりがちです。
ホームステイ先でのトラブルには「食事が口に合わない」「そもそも食事を作ってくれない」という食事に関するものから、「どこへも連れて行ってくれない」「誰もかまってくれない」という滞在中の過ごし方に関するものもあります。中には「部屋にたくさん虫がいる」「飼い犬の排泄しつけできていない」など衛生面に関するものや、「他の留学生が遊び好き」「もう一人いる留学生が浴室を独占する」など、ステイ先のファミリーではなく他国からの留学生とのトラブルに悩まされるケースもあります。
トラブルのうちの多くは、ひと声かけることやちょっと相談することで解決しますから、勇気を出してファミリーかカウンセラーなどに相談するのも一つの方法です。ただ、相談しても解決しないケースも後を絶たず留学の間中我慢した、というケースも決して珍しくありません。

このようなトラブルを避けるためにできることは業者選びです。ステイ先の選び方、無償か有償か、などあらかじめ手に入る情報である程度予測が付きます。その上で万が一ステイ先と反りが合わなかった場合どのように対処してくれるのかを明確に聞いておく必要があります。
業者を入念に選んだあとは、ある程度覚悟を決めてホストファミリーの決定を待つしかありません。
ここからは自分次第の自衛策です。決定したファミリーとできる限りいい関係を築くためです。
ファミリーが決まったらまず電話をかけ、様子を伺います。できる限り留学する本人がかけ、ファミリーのお母さんと話します。この時、お母さんの好きなこと、ファミリーの様子などを挨拶代わりに軽く聞きます。アウトドア派か、インドア派か、スポーツ好きか、手芸好きか。

どのような家族か想像するとともにお土産の準備にも役立ちます。是非、色々聞いておきましょう。
その好みに合わせたお土産(高額なものは不要)を買い揃え、いざホストファミリー宅へ向かいます。
初日が肝心です。嫌な顔をされてもいいのでわからないことは、最初に疑問に思った時に必ず聞きます。もちろん初日でなくても構いません。その場その場でまめに聞きます。一度受け入れてしまうと後から何を言っても「最初は文句言わなかったのに、なぜ今頃…」と嫌な印象を残してしまいます。
関係はこじれ始めると早いので、こじれないようにするのが大切です。
疑問に思ったことを率直に質問してみたものの、本当に疑問に思うようなことだったのか自信がない、という場合は業者のコーディネーターか、自分の友達や家族か、学校のクラスメイトか誰かに、その自分の考えがおかしいかどうか確認してみます。その上で自分が身勝手だったと思えば、そう分かったその日に謝ります。
これを繰り返すことで状況は随分よくなります。ただ、状況が改善しないならもう一歩進めるため、「ファミリーを変えて欲しい」などのリクエストを出しましょう。自分で解決しようと思わないように。これはとても大切です。

 

短期留学のための語学準備

一カ月を切る短期留学の場合、語学の心配はあまり必要ありません。最低限過ごすだけであれば、周りの人や業者の人に助けてもらいながら生き抜けるくらいの短さだからです。また短期コースを受ける際に、学力や語学力を問われることもありません。テストがあってもそれはあくまでもレベル分けテストであり合否がない場合がほとんどです。

 

英語圏に行く場合で中学生以上であれば英語は学校でも習っていますから、現地では英語を積極的に話す前提です。もし何年も前から、将来的に留学する心づもりでいるのなら、中学3年生くらいに英検準2級取得、高校2年生くらいに英検2級取得というのは一つの目安です。これ以上の英語力を付けている場合は、留学は確実に英語にとって実りのあるものとなります。
短期留学であっても、滞在により一層弾みがつきますから、その後の英語の勉強も更にやる気が増すはずです。

英語圏に行く小学生の場合は、英語の準備の目安は、身の回りの単語を知っているレベルです。食べ物の名前も、例えば「野菜」ではなく「なすび」と言えるレベルです。乗り物も「バス」だけでなく「地下鉄」と言えるレベル、形容詞も「お腹がすいた」だけではなく「退屈だ」とえるレベルまで深めておけば滞在は非常に有意義になります。
もっとも、語学ができない小学生はそれなりの楽しみ方があります。英語を習う授業は早々に半日で終え、午後からは文化交流や遠足へ行けるプランへ申し込めば、現地での毎日を存分に体験でき非常に充実してきます。現地で英語を習得しようなどとはくれぐれも思わないように。留学体験を台無しにしてしまいます。英語学習と文化体験のバランスは子供の英語力により大きく異なりますから、バランスを見極めるのが大切なポイントです。

英語圏以外へ行くのであれば、その言語をあまり知らないまま留学が始まるケースも少なくありません。その場合も滞在方法は是非ホームステイを選び、言葉をボディーランゲージで補うくらいの気持ちで臨みましょう。何もわからずトラブル三昧、というのも後々いい思い出です。もっとも、余裕があれば語学の準備をしておくべきです。
語学ができるメリットは「より詳しく話がわかる、わかってもらえる」ということです。そのため年齢が上がれば上がるほど伝えられる内容が濃くなりますから、英語力も高いに越したことがなくなってきます。そしてある一定の年齢層を超えると度胸だけでやり取りするのもまた楽しい年代に突入しますので、実際どの程度の語学が一番楽しめるのかには個人差もあります。
ただ、留学時に知り合った人達とその場限りの関係にしたくなければ語学は不可欠です。ジェスチャーだけの動物的やり取りだけでは、SNSでのやり取りが活発な昨今でも、帰国後にコンタクトを取り続けるのは難しくなってきます。
語学力と留学の成果は比例しません。ただ英語圏へ行く中高生は英語の準備必須です。是非この機会を生かしましょう。

社会人の短期趣味留学

社会人が趣味の世界を深める、或いは広げるために一カ月ほど短期留学することはとても有意義です。趣味留学の場合は既にその趣味を日本国内で十分に楽しんだ上で「本場を体験してみよう」と訪れるケースが大半で、だからこそ十分な下地がある上での現地体験になるため充実した時間を過ごせるケースが多くなります。

ワインのためにフランスへ、料理のためにイタリアへ、ボランティアのためにカンボジアへ、日本語教育のためにオーストラリアへ、など行き先も様々で、英語圏ではない所へ赴くケースも多いのですが、英語は世界の共通語ですから、英語ができるとできることで選択肢は更に広がります。
インターネットで調べる場合も、日本の業者や日本のホームページばかりを当てにせず、英語でも情報を集めてみましょう。見えてくる世界が広がります。(頼む業者は無理せず日本の業者を利用すると安心です。)
英語ができない場合は日本の留学斡旋業者による、手とり足とりの趣味留学になってしまいがちですが、それでもボディーランゲージは英語と並ぶ世界の共通語ですから、身振り手振りのホームステイも実は楽しめる人が大半です。
実際、字が読めないため適当に買った食材が、人間用ではなくドッグフードだった、なんて笑い話も、小学生留学体験者の口からは聞けませんが、中年留学体験者ではよくある話です。

もっとも、文化交流面や海外滞在面でも得るものは大きいとは言え、趣味留学の目的は、その国の習慣を肌で感じることで更にその趣味の域を広げることにあります。ですから、ボディーランゲージを使うのももちろん一つの方法ですが、行くまでに現地の言葉を少々勉強してから行くことも、留学を更に充実したものとするのに役立ちます。
少々というのは、数字や挨拶程度ではありません。もう少し踏み込んで、食べ物や場所を表す名詞、気持ちや体調を表す形容詞、簡単な文章構成の語順などです。このくらいを学んでおけば十分です。留学の楽しさは、こういった準備で10倍増です。意思の疎通ができた時の喜びも増え、困った時の落ち込みは減るでしょう。

 

社会人の留学のいいところは、日本についても色々知っていること、度胸があること、自分が何をしたいか明確で自分の意志で留学へ行っているところです。もう子供ではありませんから自分の面倒は自分でみることができます。
留学料金と照らし合わせて割の合わない成果で甘んずるほどのお人よしでいる必要はありません。図太く色々体験して帰ってくることで、その後の探究心は更に深まります。しっかり元をとりましょう。

短期留学の意義

高校生以下の場合はあまり就職活動のことは気にしていませんが、大学生になると気になり始める就職。「就職に不利だから」「就職に有利だから」が、何かを行う上での一つの判断基準になってきがちです。そのため「今の時期に行くべきか?」「わざわざ行くべきか?」と迷い始めます。
一カ月の短期留学は履歴書には当然書けませんし、直接何かに結びつく成果につながることはまずありませんから、大事な時間と労力を使って行くようなものではありません。
是非大学2回生までに済ませるべきであり、早ければ早いほどいい、と言えます。

幼稚園児の場合、一カ月の滞在はほとんど脳内に形跡を残さないかもしれませんが、小学生になっていれば断片だけでも確実に残ります。
楽しかったなぁ、悔しかったなぁ、と感情として残ることが後々の英語学習を頑張る原動力になります。英語力をつけたり伸ばしたりは一カ月では不可能ですから、行った後の頑張りを支えるための留学となります。そのため留学は楽しければ楽しいほどよく、中途半端に学習を望むと、残る印象も中途半端になります。

中学生になると少々事情は違い、既に知っている英語を試すことができますから、自分の英語力や発音がどの程度のものかを知るいい機会にもなり、英語に直接働きかけるいい機会になります。ただ、英語がどの程度かチェックする程度の時間しかありませんから、そこから先、そのチェックで知った弱点を克服したり、得意な所を伸ばすのはやはり帰国してからです。
熱しやすく冷めやすい人は注意が必要です。その後すぐ熱が冷めてしまうようでは、一カ月の短期留学の意義は非常に小さくなってしまいます。ちょっと長い旅行として記憶の片隅に追いやられます。

高校生になると更に英語力がありますから、より深く話をすることができます。日本基準が世界基準ではないということを実感できるはずです。文化の違いや環境の違いを知ることができるため、明らかにその後の価値観にも影響してきます。英語はさておき、このインパクトは非常に大きく、しかもそれを、母語ではなく英語で知ることができるのですから、「英語ができたからこそ」の充実感を大きく味わうことができます。逆に考えると英語力の高さと体験の大きさはおおいに関係してきます。
色々物事がわかってきつつあり、尚且つまだ成長しきっていない高校生ならではの感性でたくさんのことを感じ取ることで、英語の勉強のみならず、時事問題に関心を持つこと、資源を大切にすることなど、あらゆる方面で影響を受けて帰ってくる可能性が大きいでしょう。

大学生になると、高校生程の純真さはないかもしれませんが、英語力が高くなっているからこそ、深く滞在国の文化に触れることができるはずです。就職のことが頭にちらつき始めるまでに行っておかないと、行く気は失せるばかりです。是非、そうなる前に外国に住んでみましょう。自分がいかに井の中の蛙かがわかります。

 

大学生のための短期留学

大学生の短期留学、というと世間一般的なイメージは「遊学」です。
大学生ですから親元離れて暮らす人もいます。友達と旅行へ行く人もいます。ずっと保護者と一緒に入る年代ではありませんから数週間外国へ行ったところで、残念ながら、頑張って語学を勉強してきたようには聞こえません。少々長めの旅行、程度の印象です。
実際、中学生が初めて海外で生活するほどのインパクトはありません。大学生はもう社会生活や経験も豊富だからです。高校生が初めて海外で生活するほどのインパクトもやはり、もうありません。大学生は高校生ほど世間知らずではありませんから、あらゆる体験をすんなり驚いたり感激したりしながら自分のものにし、生かすことができるからです。

では大学生の短期留学にはどんなメリットがあるのでしょうか。
大学生なら確実に出かける場所も時間も、中高生よりは広がります。国により違いますが飲酒も可能です。運転も可能です。飲みにいったり踊りにいったりドライブに行ったり。そこを拠点に更に別の都市へ出かけることで、車で国境を渡ったり、面倒な手続きしたり。
まわりの大人にがっちり守られての留学生活しか送れない中高生と違い、大学生は自分たちでいくらでも世界を広げることができます。
当然トラブルもありえます。もう大人同様の行動力と行動範囲ですから、まさか警察に逮捕されるようなことはなくても、注意を受けるようなことくらいはあるでしょう。少々ドキドキしても、怪我も逮捕も無ければ、つらい体験もこの年代であれば「いい経験」と、後々ネタにすることができます。

こういったちょっと面白い体験をしたければ、短期と言ってもやはり夏休みに一カ月くらいは留学先に滞在したいものです。中学生の2週間はとてもとても長い2週間ですが、大学生の2週間はあっという間です。できることの量が違いますから、最低でも夏休みに1カ月がお勧めです。

 

そして滞在方法はホームステイです。大学生ならそれまでに少なくとも6年間の英語学習経験があります。是非それがいかほどのものか、試してみることができます。意外と通じるかもしれませんし、全く駄目かもしれません。
夜も遅くまで外出可能ですから、夜の街にも出かけて行くことができます。ホストファミリーに、自分と近い年頃の子供がいたら、一緒に飲みにいったりショッピングに行ったりできます。ホストファミリーが老夫婦という場合でも、意外とだからこそ時間に余裕があるのであれこれと世話を焼いてくれたり、色々な所へまめに誘ってくれたりする場合があります。
もっとも、ホストファミリーには、合う合わないがつきものですから、楽しめるとは限りません。ただ、もしあまり合わないと感じても、考え方の違いや習慣の違いを学ぶ機会だと思えば許せます。もっとも極端に不潔であったり、常に冷蔵庫が空っぽというのはやはりファミリー失格です。我慢する必要はありません。コーディネーターにその旨伝えましょう。

高校生のための短期留学

高校生も中学生同様、学校からの留学旅行があります。その場合は是非その話に乗っておくべきでしょう。学校から留学する一番のメリットは安全性です。留学斡旋会社と違い、学校とのご縁は留学から帰って来てからもまだまだ続きます。そのため学校の組むツアーは斡旋会社のものよりも慎重である傾向がみられ、大きなトラブルの報告は圧倒的に少ないと言えるでしょう。
学生全員強制参加のものから、行きたい人だけ、あるいはある一定の基準を満たした人だけ、など学校により条件は様々ですが、高校の場合は公立高でも留学を募るケースがありますから、門戸は更に広がります。

短期留学の場合は、ホームステイが留学の醍醐味の一つと言えます。ステイ先に日本人がいてもいなくても、他に留学生がいてもいなくても、現地の人達との毎日はそれだけで刺激にあふれています。朝ごはんのメニュー、パンの厚さ、肉料理の味付けから、電気の付け方や読書のスタイルに至るまで日本との違いを毎日楽しむことができるでしょう。

 

また、高校生ともなるとさすがに簡単な英語の会話は出来てきます。片言で構わないので是非辞書など一切使わず、自分の持つ英語力と大げさなボディランゲージでコミュニケーションを測りましょう。
高校生にありがちなのが、携帯などでうまく翻訳機を使いこなして、自分で考えずにコミュニケーションをとってしまうことです。しかも表示された英文を自分で読み上げるならまだしも、その画面をそのまま相手に見せてしまう怠け者のも存在しますが、そんなことをしてしまってはせっかくの滞在が台無しです。

携帯電話は使わないに限ります。手放してみて初めて、自分は意外と英語を話せる、と気がつくはずです。ないならないなりになんとか生き抜くものものです。もし通じるか心配なら、留学に行く前に一カ月でもいいので英語の勉強に集中的に取り組むべきです。翻訳機の使用は全面的に禁止、と自分に言い聞かせることが大切です。
リスニングとリーディングの時間を増やすだけでも随分と英語に慣れてきますし、少なくとも英語に対する壁は低くなります。肩の力も多少抜けます。そうやって準備する期間を強制的に設けることで、英語力自身も高まり、留学生活も楽しめ、一石二鳥です。

四苦八苦しながら過ごした数週間は、その後の英語人生に大きな影響を与えます。あの時こう言えばよかった、という後悔はその後の勉強を支えます。あの時うまく通じてよかった、のうれしさもやはりその後の勉強を支えます。困った体験もうれしかった体験も同様に糧になります。
ただくれぐれも注意したいのは、現地での体験を何もかも「いい経験」で済ませないこと。辛い時はつらいと言いましょう。高校生は我慢しがちですから、高校留学の場合は周りにいる大人も十分に注意が必要です。

中学生のための短期留学

最近私学で増えている夏休みのホームステイ体験。中1や中2の夏休みに、生徒達全員が揃ってオーストラリアなどへホームステイに出かけます。オーストラリアは、日本の夏休みもまだ学校が学期の半ばであることから授業があります。この時差を利用し日本人中学生は留学中に現地の中学校へ通うことができます。

 

また、留学生大歓迎の国ですから、生徒達が揃って訪れても十分足りるくらいのホストファミリーが存在します。
ホームステイは2人一組の場合も、それぞれ1人ずつの場合もあり様々ですが、ステイ先に他に別の国からの留学生が滞在しているケースも多く、留学生同士が友達になることもあります。

これと同じようなスタイルで、短期留学斡旋をしている業者ももちろんあります。学校からの短期留学ホームステイの場合は圧倒的にオーストラリアが多いのですが(今流行りのマルタを取り入れている学校もあります)、アメリカやカナダヘの短期留学も多くの業者が企画しています。

小学生と中学生の大きな違いは、中学生になれば基本的な、そして十分に役に立つレベルの英単語や英文法がわかっているということです。学校で勉強した英語をいかに使うか、いかに役立てるか、を本人たちが意識することが可能ですから、小学生のための短期留学のような「文化交流」の域を超えた、英語習得により近づいた留学体験をすることが可能です。
そのため、「英語でコミュニケーションが取れる楽しさ」を留学中に十分に体感することができるはずです。一緒に遊ぶだけではなく共に作り上げたり、英語が得意であればちょっとしたディスカッションやディベートもこなすことができるようになる年代です。

小学生のうちは「何かを感じ取ってくれたら」くらいの感覚で子供たちを送り出す保護者が大半ですが、中学生にもなれば英語はある程度できて当然。それ以上を望めます。

そのための準備は欠かせません。この機会を生かすも殺すも準備次第ですから、向かう先の国のことを調べておくのはもちろんのこと、日本のこと、自分の暮らす地域のこともいつ聞かれてもいいように準備しておくと便利です。
日本で住んでいる街の人口に関しては、ほぼ必ず聞かれると言っても言い過ぎではありません。日本の食べ物(日本食)や日本の衣服(着物)は有名ですが、日本のスポーツ、日本の踊りなど日本に関するものに幅広く興味を持って調べておくことで、現地での会話は格段に弾みます。
その下調べを通しての単語やフレーズの学習も英語をぐんと進歩させるのに役立ちます。留学は、行っている間だけ楽しむのではもったいないのでしっかり準備していくことでその機会を生かすことが大切です。

小学生のための短期留学

小学生は行動範囲がせいぜい半径2,3キロ。電車通学していても電車で片道1時間かけて学校へ通う小学生は非常に少なく、まだまだ世界が狭いものです。そのため自分の当たり前が世界の当たり前だと思いがちです。
小学生ならたった2週間、添乗員付き留学ツアーに出かけるだけでも、驚きがいっぱいの実り多い体験ができます。その上、観光旅行に毛が生えた程度に見える留学ツアーも、子供たちに「行ってよかった」を実感してもらうための工夫が施されています。

よく見かけるタイプは、子供たちだけで特定の場所へ到着できるようにと、お金と地図だけをもらって現地の交通機関を乗り継いで出かけるタイプです。単独行動にならないように数人一組でいくつかのグループに分かれて、切符を買ったり道を聞いたりしながら、「最終目的地へなんとか到着しよう」と仲間と共にがんばるオリエンテーションタイプの「半日エクスカ―ジョン」は小学生短期お楽しみ留学の醍醐味と言えるでしょう。
大抵はスタッフが後をつけて(尾行しています)安全を確認しているので心配はいりません。この時子供達は色々なことを感じるはずですが、一番多い感想は「英語が通じてうれしかった!」というものです。困った時になんとか搾り出した英語が通じればこれほどうれしいことはありません。自分のつたない英語が自分自身の窮地を救ったという記憶はその後長い間、英語学習を支えてくれます。

このようなツアータイプの留学は大手旅行会社などが、春休みや夏休みに企画しています。学校を休まずに気軽に行けるものですから、それほどの気合もいりません。業者選びで気をつけたいのは募集している会社の規模です。やはり大きいところはたくさんの人が意見を出し合うだけあり、かゆい所にも手が届くサービスを提供してくれるところが多く、何かあった時にも安心です。
留学は確かに、楽しいだけではインパクトがありません。困ったり、ピンチに陥ったり、それでも結局切り抜けて結局ハッピーエンド、という流れが理想的ではあります。ただ、あらゆる困難を「いい経験」で片づけるのは安易すぎます。小学生の留学は、ローリスク、ローリターン。頭の片隅に何かいい思い出が残ってくれれば、と言うくらいの謙虚な気持ちで送り出す必要があります。

また、出かける前の英語力を心配する必要は全くありません。できればできるなりに、できないならできないなりに楽しんで帰ってきます。短期留学なのに保護者が付いて行くのは野暮です。一カ月以内であれば、思い切って子供だけで行かせてあげましょう。のびのびした方が確実に予想以上の効果があります。